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2025.05.19
【海外セミナー参加報告|マレーシア編】
先日、マレーシアで開催された「スパイナルマニピュレーション実技講座」に参加してきました。
このセミナーは、施術の精度・神経系への刺激の質・再現性のあるアプローチを重視した実技中心の内容で、東南アジア諸国や中東地域から、理学療法士、カイロプラクター、オステオパス、スポーツトレーナーなど多くの治療家が集まりました。
■ 学びの中核は「精度」と「神経反応」
今回のセミナーで特に印象的だったのは、
「力に頼らず、皮膚・筋膜・関節のテンションを正確にとらえるセットアップの精度」に徹底してこだわる指導です。
・必要な部位に、最小限の力で正確な刺激を入れる
・その結果、関節の動きだけでなく、呼吸や筋緊張、自律神経の反応まで変化が現れる
・単なる「矯正」ではなく、「身体が自然に変化を受け入れる刺激」を作るアプローチ
こうした考え方は、私自身が日々の臨床で大切にしている視点と深く重なり、さらに洗練されたものとして体感できました。
実技では、偶然にもオリンピック代表選手に帯同しているトレーナーの方とペアを組み、
現場で求められる調整スピードや圧の正確さについて、実践的な視点で共有することができました。
言葉が通じにくい環境でも、「手の精度」と「姿勢・圧・集中力」で通じ合える感覚は、非常に貴重な経験になりました。
これまで取り組んできた、
「構造を整えるのではなく、神経系の反応を引き出す」ことを軸にした施術理論や感覚評価の視点が、国際的な学びの場でもしっかり通用することを実感できたのは、大きな自信になりました。
一方で、構造の歪みや矯正音にフォーカスした施術スタイルも、まだ多くの現場で主流となっていることを感じました。
そうした中で改めて、「なぜ身体が変わるのか」「どうすれば神経が変化を受け入れるのか」といった視点の大切さを再確認する機会にもなりました。
■ バトゥ洞窟にも行ってきました
セミナー後、一日だけ観光の時間が取れたので、バトゥ洞窟(Batu Caves)へも足を運びました。
壮大な自然と歴史ある空間に、静かに気持ちを整える時間となりました。
ご来院いただいている皆様には、こうした海外での学びや経験を、日々の施術にしっかり反映させていきます。
「技術の正確さ」と「身体との信頼関係」を両立させた施術を、今後も提供してまいります。
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